この記事では、Windows10標準のMicrosoft-IMEを使用していて文字入力のモード変更時などに画面中央に表示される「A」や「あ」という大きく邪魔な文字を消す方法を紹介します。
Windows10のパソコンを操作していて「なんか画面がチカチカしてうっとうしいな」と思われたこと、ありますよね。
長いこと使っているともうそんな表示にも慣れて無意識に気にしないようになっていたのかもしれませんが、実はちょっとした操作で設定を変更するだけで綺麗サッパリ無駄な表示を消すことができるんです。
設定の変更方法について順番に手順を説明するのでぜひお試しください。
画面中央の「A」や「あ」が邪魔
そもそも”「A」や「あ」ってなんのこと?”と思われた方向けに、改めてこの挙動の何が問題を確認しておきます。
ここからの説明は問題が起こるシチュエーションの例です。
インターネットを閲覧するためのブラウザであるEdgeやChrome、Firefoxなどでなにか検索したいときは、該当のソフトを選択してから自分で文字を入力する必要があります。
たとえば「notification」という英語の意味がわからなくて検索したい と思ったら「notification 意味」などで検索すればすぐに答えがわかります。
このとき、すべての文字を日本語入力で打とうとすると「のちふぃかちおn」となって自分が何を打っているのかわかりづらいため、英語は英語入力モード、日本語は日本語入力モードで入力しますよね。
特に何も設定を変更していないWindows10のPCを使っていると、この文字の入力モード切り替えのたびに上にある画像のように「A」や「あ」という大きな文字が画面中央に浮かび上がってくるのです。
※画像は画面の右下部分を切り取っているので表示が中央に位置していません。
まして一部のソフトは、そのソフトを選択するためにクリックしただけでもこの表示が出るためちょっとした操作をするたびに画面がチカチカして私は耐えられませんでした。
邪魔な表示を消す方法
いよいよここからは本題の邪魔な表示を消す方法を説明します。
まずブラウザやメモ帳などソフトは何でも良いので起動して、”今まさに文字を打てる”という状態にしてください。「I」というカーソルが点滅していて、キーボードを押せば文字が入力されるという状態です。
この状況でないと設定画面を開くことができないため気をつけてください。
(「IMEが無効です」という〇に×のアイコンが表示されてしまいます)
そうしたら画面右下に表示されている「A」か「あ」という文字の上にマウスカーソルをあわせて右クリックをします。
※もし場所がわからない場合は「Ctrl+F10」のキーボードショートカットを使っても同様にメニューが表示されます。
するとIME用のメニューがずらっと表示されますので、「プロパティ」をクリックします。
そしてMicrosoft IMEの設定という画面が開きますので、下の方にある「画面中央に表示する」のチェックボックスをクリックしてオフにします。
チェックボックスからレ点が消えたのを確認したらOKボタンをクリックします。
たったこれだけの操作と設定で、あの画面中央のうっとうしいチカチカ表示は今後一切表示されなくなります。
もし「やっぱり表示があったほうが良いな」と思った場合は、まったく同じ手順でチェックボックスにチェックを入れ直すだけで元に戻すこともできるのでご安心ください。
「プロパティ」の項目がなくなった場合
最近のWindowsの大型アップデートにより、画面中央の「A」や「あ」の文字が標準で表示されない仕様となり、右クリック時のメニューからも「プロパティ」の項目がなくなっている場合があります。
どうも”画面中央の「A」や「あ」が消えてしまったが表示したい”という需要もあるようなので、以前と同じように表示するための手順も説明しておきます。
手順は以下のとおりです。
前項目の消す方法と同じ手順で画面右下に表示されている「A」か「あ」という文字の上にマウスカーソルをあわせて右クリックして「設定」をクリックします。
すると「Microsoft IME」という設定画面が表示されるので、「全般」をクリックします。
「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」という項目にスイッチボタンがあるので、オフからオンにすると以前と同じIMEを使うことになり、右クリックメニューの「プロパティ」項目や古い設定画面が復活します。
その後は消す方法と同じ手順で画面中央の表示有無を設定できるようになります。
おわりに
設定方法がわからず自分が慣れるしかないと諦めていた方も多いかもしれませんが、これを機にぜひ今回の設定をお試しください。
あなたの集中を邪魔する画面の余計なチカチカ表示が消えれば、PCライフがより快適なものになるはずです。
Windowsはビギナー向けにおせっかい機能を増やすことが多いですが、すでにある程度慣れている人間にとっては邪魔なものが多いので考えものですね。
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