steamやスマホでも使える「Pixel Studio for pixel art」を使ってgifアニメを作っていきます。
簡単にオリジナルgifアニメを作れるとても優れたツールなので、是非一度使ってみて下さい。
基本的なアプリの情報や使い方は過去記事にてご紹介しています。
今回steam版を使っていますので、説明がPC基準になってしまう事をご了承下さい。
また本記事は私個人の作り方であって、他にも色々な作り方もあると思うので参考程度に。
最終完成形
今回紹介する方法でこのようなgifアニメが作れます。
ミニサイズなので、Twitchスタンプやアイコンなどで気軽に使えるサイズ。
左から 32×32 / 64×64 / 128×128。シンプルですが、最低限の動きはつけてあります。
事前準備
目指すドットアニメのイメージをする
「これを書きたい!こんな風に動かしたい!」というある程度全体のイメージをして下さい。
今回私の目指した物は、以前Twitchで使用していたこちらのアニメーション。
この左側の女の子部分(33側)をドットアニメにしたい、という目標でした。
新規作成
今回は32×32サイズの小さいGIFアニメを作ります。
サイズは基本プリセットを使った方がいいと思います。
もっと大きいのが作りたい人は16の倍数で指定するといい。
同じソフトで静止ドットを作成してある場合は、その静止ドット絵を元にして新しくアニメーションをつける事も可能です。
アニメーションモードに変更
①のフィルムマークを押すと上側(②)にアニメーションツールバーが出てきます。
③はアニメーションに関する設定画面を開く。
必要に応じて「オニオンスキン」の設定
アニメーション設定画面内に「オニオンスキン」という項目があり、プルダウンで数値が選択出来ます。
このオニオンスキンはざっくり言うと、選択した数値分の前フレームをうっすらと表示してくれます。
↓今回は「1」を選択したので、前の1コマがうっすらと視覚化出来ます↓
勿論無効にしても問題ありませんし、数値を大きくすれば全体の動きが把握出来るようになります。
お好みで。それ以外の設定はとりあえず今はいじらないでおきます。
実際の作業工程
基準の1コマ目
アニメのスタートフレームです。
ループ対応のgifを作る場合、「最初の1コマと最後の1コマが同じになるように」するといいと思います。とりあえず基準となる1コマを描いてみましょう。
2コマ目
上記バーのプラスボタンを押して、新規フレームを追加します。
私の場合少しでも楽に作業したいので、アニメーション設定からフレームコピーやペーストを駆使しています。
↓まず目の瞬きを作りたいので、貼り付けた2コマ目に目を閉じる静止画を↓
こんな感じでどんどん新規フレームに1枚1枚動きを追加していきます。
3コマ目以降
あとはパラパラ漫画と同じ要領です。
オニオンスキンを1に設定してあるので、前のフレームがうっすらとガイドしてくれます。
ここまでが頭を下げる動作です。
↓逆に頭を上げる動作は、頭を下げる動作をコピペして髪の毛の揺れを少しいじっただけ↓
全体の調整
とりあえず素材の準備は終わりなので、ドット絵自体のバランス調整や全体の修正をします。
動きを確認したい場合は再生ボタンを押せばいつでもアニメモードで動きを確認出来ます。
アニメーション設定
アニメーションのフレーム設定をしていきます。
フレーム設定は画面右上のフィルムマークから開きます。
このフレーム設定はざっくり言うと1コマを表示する時間の長さや間隔だと思って下さい。
フレームを1つ選択し、選択したフレームに対し「このフレームは何秒間表示して下さい」という設定をします。この時間設定は、1フレームずつ行います。
1フレームの設定→2フレームの設定…と、全てのフレームに設定する必要があります。
↑今回の私の設定はこのような設定で、最終的に合計3秒アニメになる計算にしました↑
瞬きはぱちぱちとさせるので、0.1秒。
目を開いている部分や、お辞儀の深い部分(頭を下げ切った部分)は0.5秒前後にしています。
「全てのフレームに適用」という項目は作る物にもよりますが、あまりオススメしません。
今回のアニメ動作としては「瞬き・頭を下げる・頭を上げる」ですが、動きのメリハリも大事です。
↓仮に全フレームを0.2秒表示にさせるとこうなります↓
上記にも述べたようにいつでも再生して動きを確認出来るので、色々試してみよう。
保存&出力し、完成!
原寸サイズは32×32ですが、プリセットで「2倍(64×64)」「3倍(128×128)」と選択出来ます。
任意サイズを選択、出力形式はGIFを選択、Sprite sheetはゲーム製作等で使う用なので今回はスルー。
あとは名前をつけて保存するだけです。
無事に完成です!おめでとう!
全体を通して、手描きでドットGIFアニメを作るコツや心構え
・手描きのgifアニメは所謂パラパラ漫画。コマ送り。この事を常に頭に入れておく!
・ポーズが分からない!という方は「自分でその動作をしてみる」と、意外にもよく分かる。
・コピー&ペーストなどで楽が出来る場所は、思いっきり楽をしていい。
・たかがgifアニメといえど、動きの強弱は大事。
・1コマ1コマが「不自然かな?」と思っても、全体を見ると自然だったりするので、諦めない。
・小さいサイズのドットアニメでは、主線は描かない方がいい。
・大きいサイズのドットアニメでは、より精密に描く必要がある。(個人的に)
・とりあえず色々挑戦してみて、とにかく楽しく描く!
まとめ
オリジナルでドット絵アニメgifを作れるようになると、色んな場所で使えます!
実際に作ってみたら思っているより簡単に出来た!という事もあるので、是非挑戦してみて下さい。
↓Pixel Studio for pixel art のアプリの基本情報↓
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