FireAlpaca[ファイアアルパカ]は無料で使えるペイントツールの一つです。
http://firealpaca.com/ja/
イラストは勿論、オリジナルブラシや原稿テンプレ等も存在する優れもの。
ですが設定さえいじればドット絵も作れます(アニメーションも可)。
今記事ではFireAlpacaを使ったドット絵の簡単な作り方をご紹介していきます。
各項目設定
FireAlpacaバージョン2.5.6での紹介になります。
新規作成時の設定
まずファイル→新規作成で新しいキャンバスを作ります。
↓新規作成をクリックすると、サイズや解像度の設定が出来ます↓
設定時、サイズは基本的に16の倍数にして下さい。(単位はpixel)
どうしてもサイズ圧縮したい場合は8の倍数にします。
解像度は72dpiで問題ありません。
↓上記設定が終わるとこんな感じになるかと思います↓
ただ、このままではズームしても見にくく描きにくい。
なので、本体側の設定も変えます。
ソフト本体側の設定
↓上ツールバーの「表示」プルダウンから「ピクセル単位のグリッド」にチェックを入れます↓
これだけで大分見やすくなりました。
もし「ピクセル単位のグリッドにチェック入れてるのに何かおかしい!」という方はグリッド設定を。
ドットペン
ドット絵を描いていく時はドットペンを使用していきます。
では、実際にドットを打ち込んでいきます。
ざっくりドット絵メイキング
下書き(お好みで)
↓下書きはやらなくてもいいです。今回は某ゲームの某キャラを描いていく。適当でいいです↓
下塗り
↓全体的な色のイメージを置いていきます。小さいサイズのドット絵は主線は書かない方がいいです↓
輪郭を修正しつつ、明暗をつける
↓表情を追加し、明るい部分や暗い部分を打ち込む。なんとなくでもそれっぽくなっていきます↓
丸みを出す(アンチエイリアス)
↓輪郭や影の部分に少しだけ暗い色を置いたり、色と色との境界をぼかしていく↓
微調整
↓ズームアウトしたり、反転したり、グリッド線を消してみたりで全体的な調節をする↓
完成
保存の際は透過PNGを選択しよう。
↓32×32のドット絵はこんな感じでとても小さいアイコン的な仕上がりになる↓
全体的な工程としてはこれだけです。慣れたら相性もあるが30分ぐらいで作れる。
個人的なコツとしては…
・主線は書かない。 線=影 という認識を持つ事。
・最初から完璧を求めない。おかしな場所があったら全体を見ながら少しづつ修正。
・ズームインアウト、イメージ反転での微調整も大事。
・とにかく楽しくやる事!!!!
完成したドット絵サイズを大きくしたい場合
作ったドット絵を大きくしたいといって、解像度をあげてはいけません。
以下完全に自己流ですが、ソフト内で完結するのでご紹介します。
まず既存画像を全選択します。
↓この状態で、ツールバー→編集→キャンバスサイズ↓
このような画面が出てくるので、任意のキャンバスサイズに変更します。
(今回は128×128にします)
↓そうしたら、ツールバーにある「変形ボタン」をクリック↓
↓画面右下部にあるプルダウンから「ニアレストネイバー(ジャギー)」を選択↓
ここは絶対にニアレストネイバー(ジャギー)を選択して下さい。
↓あとは全選択してある元画像をキャンバスサイズに拡大するだけです↓
↓左から32×32、128×128、256×256↓
↓ニアレストネイバー(ジャギー)を選択しないと、以下のようにぼやけてしまいます↓
まとめ
FireAlpacaでもドット絵は書ける!お試し程度に遊んでみても楽しいかもしれません。
ちなみにFireAlpacaではgifアニメも作れます。
gifアニメの作り方は別記事にて書こうと思っていますのでお待ち下さい。
また、ドット絵専用ソフト「Pixel Studio for pixel art」の使い方も過去記事にありますのでこちらも合わせてどうぞ。
コメント