[Pummel Party]ゲーム内容紹介とレビュー

ゲームレビュー

この記事ではボードゲーム系パーティーゲームのPummel Party(パメルパーティ)をレビューします。


特にマリオ系のゲームが好きな方なら見覚えがある雰囲気の本作ですが、ただのパクりゲーではありません。

このゲームだからこそ楽しめるカオスな面白さがあるので、ぜひ参考にしてください。

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ゲーム概要

2018/07/07の公式トレーラー

どんなゲーム

Pummel Partyは若干バイオレンスなマリオパーティ

Pummel Partyはどんなゲームかと言うと、PC(Steam)でプレイできる”若干バイオレンスなマリオパーティ”というのが一番近いイメージです。


そもそもゲームタイトルでもある「Pummel」という英語には「拳で殴る」だとか「ぶんなぐる」というような物騒な意味があり、記事後半で紹介するこのゲームの特徴を表しています。

※一応Pummel Partyの読み方はカタカナで言えば「パメルパーティ」がより元の英語に近いと思いますが、ローマ字読み混じりで「プメルパーティ」と呼んでる人もいるようです。

スゴロクパートで使うことになるステージの例
ミニゲームの例

ゲームは主に2パートに分かれて構成されており、人生ゲームや桃太郎電鉄のような”スゴロク”的なボードゲームのパートと、プレイヤー全員が参加するランダムなミニゲームのパート交互に繰り返すことになります。

プラットフォーム

現状対応しているプラットフォームはPCのSteamのみです。

Xbox版やPlayStation版、Nintendo Switch版などは存在しないのでクロスプレイも非対応です。


Steamでプレイする場合は「Remote Play Together」の機能が使えるので、とりあえず1人がゲームを購入すればオンライン経由でフレンドを招待してローカルマルチプレイとして一緒に遊んでみるということができます。

プレイ人数

プレイ人数は1~8人までです。


自分1人しかいないときでもCPUのBOTを最大7人まで追加して遊ぶこともできますが、最低でも1人はフレンドを誘ったほうが段違いに楽しく遊べます。


一応オンラインマルチプレイで他人とプレイする機能が用意されていますが、ほとんどの人がフレンド限定のロビーでプレイするので他人とのマッチングは実質不可能だと思っていたほうが良いです。

操作方法

キーボード&マウスだけでも問題なくプレイできます。

基本的に使うキーはWASD周辺とマウス程度で複雑な操作はありません。


キー設定画面には表示されていませんが、Tキーでテキストチャットを使用することができます。


コントローラーでもプレイできるので好みに合わせて好きなほうを使うことができます。

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ゲームの流れ

スゴロクのあとにミニゲームで勝負

ゲームスタートはターン順番の決定から

ゲームはスゴロクパートから始まり、全プレイヤーでサイコロを振って出た目の大きい人から順番にプレイすることになります。

自分のターンが来たらサイコロを振り
止まったマスによって色々なことが起きる

自分の番が来たらサイコロを振り出た目の数だけマスを進むことができ、止まったマスによって良いことか悪いことが起きます。


全員の順番が1回ずつ終わったら、今度は全員参加のミニゲームが開始され勝敗を争います。


Pummel Partyではこのような流れを1サイクルとして繰り返し、ゲームが進行していきます。

ゲームの勝利条件

初代マリオパーティではゲームを通してコインを集めたら、キノピオに20コインを支払ってスターをもらい、より多くのスターを獲得した人が優勝というルールでした。

鍵はスゴロクのマスから直接入手もできる
宝箱を開けるには鍵40個が必要

Pummel Partyではコインの代わりに「かぎ」を集めるようになっていて、宝箱のマスで鍵40個を消費することで宝箱を開けられます。

ゴブレットを多く入手した人が優勝

宝箱を開けると「ゴブレット」という優勝カップのような杯(さかずき)を獲得できます。

このゴブレットがマリオパーティでいうスターの代わりになっていて、誰かがゴブレットを一定数集めるか、指定したターン数が完了するとゲーム終了になります。


一番最初に一定数のゴブレットを集めたプレイヤーか、ターン終了時に一番多くのゴブレットを集めていたプレイヤーが優勝となるわけです。


鍵の入手方法はマリオパーティのように止まったマスで直接もらう場合もありますし、ミニゲームの順位によって多くもらえたりもします。

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データのセーブ

途中セーブ機能があるので後日ゲームのつづきから再開することができます。


ただしセーブのタイミングは任意ではなく、ミニゲームが終わり新しいターンが開始されたときです。

また、セーブデータをロードすると各プレイヤーの鍵数や所持アイテムとマスの位置は再現されるものの、宝箱や貯蔵庫の位置は再度ランダム化されるのでゲーム終了時の状況を完全に復元できるものではありません。

プレイ時間

本作は1ゲームが長くなりがちで、スゴロクパートをじっくり遊ぼうと思うと簡単に1時間以上が経過すると思います。


ただし、記事後半で紹介するルール設定やミニゲーム限定モードなどを活用すれば、十数分で短く遊ぶことも可能です。

ここが面白い

他プレイヤーをぶちのめす

サイコロを振る前にアイテム使用ができる

Pummel Partyのスゴロクパートでは自分の順番のときに、入手したアイテムを使用すると他プレイヤーを攻撃して鍵を落とさせたり奪うことができます。

攻撃されたプレイヤーはその場に鍵を落とし、ダメージを受ける

アイテムには射程や有効範囲などが指定されているため各プレイヤーがいるマスの位置によってもアイテムの有用性が変わるのですが、それがスゴロクパートの特性とうまく絡み合います。

これがPummel Partyならではの特徴であり、戦略性が高くゲームとして面白いところです。


アイテムの種類は攻撃だけではなく、移動に特化しているものや自分を守ることができるようなものなど多数あります。

ミニゲームでもアイテムが入手できる

アイテムの入手方法は、スゴロクパートでのアイテムマスで直接入手したり、ミニゲームパートで順位によって鍵だけではなくアイテムも同時に入手できる場合があります。

ダメージを受けると体力が減っていく

また、Pummel Partyでは各プレイヤーに体力が設定されています。

スゴロクパートにおいてダメージを受けて体力がゼロになったプレイヤーは、その場に大量の鍵をばらまき、強制的にマップにある墓場からリスポーンさせられます。


もし自分が宝箱マスの直前にいるときに他プレイヤーから攻撃されて倒されてしまったらその悔しさは計り知れませんが、逆の立場で考えるといつでも一発逆転のチャンスがあるとも言えるのです。

※友人とプレイする場合は、空気を読まずに追い詰めすぎるとガチで喧嘩になるので注意してください。

ステージには仕掛けが

ステージごとにまったく異なる仕掛けが

スゴロクパートのステージ(ボード)にはただ止まるためのマスが並んでいるだけではなく、そのステージ固有の仕掛けが用意されています。


サイコロのランダム性はもちろん止まるマスを決めるうえで運命を左右しますが、それに加えてステージの仕掛けやアイテムを使うタイミングなどが絡み合って波乱を生むハラハラ感はたまりません。


現時点で用意されている公式ステージは8種類あり、ステージによって広さやマスの配置などはまったく違いますしステージの仕掛けや雰囲気もガラッと変わるので、かなり印象を変えて楽しむことができます。

大量のミニゲーム

ミニゲームは公式だけでも52種類

スゴロクパートが一周した後のミニゲームは、公式で用意されているだけでも52種類と大量です。


ミニゲームはレースゲーム的なものやリズムゲーム的なものなどジャンルの幅がとても広く、必ずしもアクションゲームが得意なプレイヤーだけが有利にならない良いバランスになっています。


ミニゲームで良い順位になって賞金として鍵やアイテムがもらえると、スゴロクパートをかなり有利に進められるので頑張って勝ちたいところです。

良いところ

かわいいキャラクター

キャラクターはカスタマイズ可能

ゲーム開始前のロビー画面では、自分が使うキャラクターをカスタマイズすることができます。


いじれる箇所は

  • 目のパーツ
  • 頭のパーツ
  • マント

だけで種類もそこまで多くはないのですが、どれも少し間抜けで憎めないキャラ感があってゲーム中に動いていると思わず笑ってしまうものばかりです。

ゲームルールは細かく設定可能

メインのルールを状況に合わせて設定可能

たとえばスゴロクパート時のターン数上限や勝利条件となるゴブレット数などを小さめの数字にしておけば、短めの時間で軽く遊ぶことができます。


「ターンの長さ」ではターンが回ってきた人の持ち時間を秒数で制限することができるので、誰かがずっと悩んでてテンポが悪くなるようなことを防止できます(時間が過ぎると強制的にサイコロが振られるので、あまり短いと忙しすぎます。)

ミニゲームやアイテムのオンオフなど細かく設定も可能

簡易的なルールだけではなくサイコロの最低出目・最高出目を指定したり、出現させるミニゲームやアイテムのオンオフ、特殊ルールの設定、表彰基準の設定などを細かく設定することができます。


細かい設定はプリセットとして保存しておくことができるので、いろいろなコンセプトでルールを作っておくと毎回違った遊び方が楽しめます。

ミニゲーム限定モードあり

ひたすらミニゲームだけをプレイ可能

スゴロクパートを省いてひたすらミニゲームを指定回数繰り返すミニゲームモードも用意されているので、短い時間でサクッとプレイしたい人も安心です。


ミニゲームモードではゴブレットやアイテムなどは無いので、ミニゲームのスコアを累積していくことで競うことになります。

Steamワークショップ対応

Steamワークショップ対応済み

Pummel PartyはSteamワークショップ対応済みで、スゴロクパートのステージはもちろんミニゲームパートについても有志が作成したものを簡単に導入してプレイすることができます。


ステージもミニゲームもすでに数百コンテンツ用意されているので、無限に遊べてしまいます。


余談ですが、Pummel PartyのSteamワークショップ対応については話題が出てからかなりの期間があったので”無かったこと”にされたのかと思っていましたが、無事に対応が完了したのでもう心配はありません。

2020年6月26日 Steamワークショップ対応についてのティザー公開
https://steamcommunity.com/games/880940/announcements/detail/2516898401223734692

ミニゲームやスキンの追加が数回あるが、ゲーム自体のアップデートは無し。

2022年12月8日 Steamワークショップ対応
https://steamcommunity.com/games/880940/announcements/detail/3457104097702491078

気になるところ

パーティ系ゲームという特性上、人と一緒にプレイするのが一番楽しいと思うのですが野良マッチングでのプレイが期待できないのは残念なところです。


楽しく遊ぶためには一緒に遊んでくれるフレンドなどに声をかける必要がある、というのが一番のハードルになるでしょう。

どんな人におすすめ?

Pummel Partyは以下のような人にオススメなゲームです。

  • ボードゲームやパーティゲームが好き
  • かわいいキャラクターが好き
  • じっくり時間をかけて遊びたい
  • 簡単にプレイできるけど戦略性も楽しみたい
  • みんなでワイワイ爆笑したい



遊び方は簡単で誰でもプレイ可能ですが、1プレイにやや時間のかかるゲームなので夏休みや正月などの長期休暇中に最低でも1時間くらいをかけてまったり遊ぶほうがより楽しめると思います。


フレンドと一緒にプレイするのにぴったりなゲームで、DiscordなどでVC(ボイスチャット)をつなげているとかなり盛り上がります。


定価でも1,500円程度と安めですがセール時なら1,000円を切るくらい安くなるので、とりあえず購入しておくことをおすすめします。

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