[Stick Fight: The Game]ゲーム内容紹介とレビュー

ゲームレビュー

この記事では棒人間を操作する対戦アクションゲームである「Stick Fight: The Game」をレビューします。


どこかで見たことのある横から視点のステージ構成と、謎の棒人間から受けるショボい印象に油断しないでください。


フレンドと気軽に遊べる割にハチャメチャで笑いの絶えない面白さ、開始数秒から夢中で「オラッ!」と声を上げてしまうほどアツい戦いがここにあります。

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ゲーム概要

2017/09/29の公式トレーラー

どんなゲーム

まるでスマブラなStick Fight: The Game

Stick Fight: The Gameはどんなゲームかを一言で表すと、簡単操作になったハイスピード展開なスマブラ(大乱闘スマッシュブラザーズ)というイメージです。

要はPvPで戦って場外に吹き飛ばされたら負けという対戦型のアクションゲームです。


スマブラと言っても原則として可能なアクションは「移動、ジャンプ、攻撃、防御、掴む、投げる」だけというシンプルさで、技の出し方を覚えたりする必要のない気軽に遊べるパーティーゲームとなっています。


プレイヤーキャラクターはすべて棒人間で性能差はなく基本攻撃は近接格闘になりますが、ランダムでドロップする銃や刀などを活用することで急に有利になったりする偶然性はスマブラ同様に健在です。


日本語対応しておらず英語表記ですが文章を読むようなゲームではなく、オプションなどの簡単な単語が理解できればまったく問題ありません。

プラットフォーム

現在対応しているプラットフォームは以下のとおりで、主要なゲーム機すべてに販売しています。

残念ながらクロスプレイには対応していないので、たとえばPCとPSのプレイヤーで一緒に戦うということはできません。


Steamでプレイする場合は「Remote Play Together」の機能が使えるので、とりあえず1人がゲームを購入すればオンライン経由でフレンドを招待してローカルマルチプレイとして一緒に遊んでみるということができます。

Remote Play Togetherの際にキーボード&マウスを操作できるプレイヤーは1人だけなので、その他のプレイヤーはコントローラーを持っている必要がある点に注意が必要です。

プレイ人数

プレイ人数は2~4人です。


ローカルマルチプレイとオンラインマルチプレイの両方に対応しており、ローカルとオンラインのプレイヤーを混合することも可能です。


自分1人だけで敵AIと戦うようなシングルプレイモードは存在しないので、必ず対人で遊ぶ必要があるということに注意が必要です。


プレイ人口(1日の同時接続数)は多少の上下はあっても数百人程度しかおらず、野良でのクイックマッチは5分程度待ってもマッチングしないほどです。

そのため基本的にはフレンドなどに声をかけて一緒に遊ぶ前提でこのゲームを購入することをおすすめします。


2人だけでも十分楽しく遊べますが、人が多いほどカオスさが増してより楽しくなります。

操作方法

キーボード&マウス、コントローラーのどちらでも操作可能です。


前述のとおり可能なアクション数自体が少なく、キーボード&マウスではWASDで移動やジャンプ、Fで投げる、クリックで攻撃、右クリックで防御というように操作が非常にシンプルです。

もちろんキーバインドで自由にキー設定が可能ですし、コントローラーの場合でもSteam経由で設定変更が可能です。


また、キーボード&マウスでは若干移動が難しい代わりに銃などでの狙いがつけやすく、逆にコントローラーでは移動がしやすい代わりに銃での狙いがつけづらいという感じで得意不得意があります。

そのため、仮に一緒に遊ぶフレンドがコントローラーを持っていなくても極端に不利になることはないと思います。

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ゲームの流れ

ローカルマルチプレイ or オンラインマルチプレイを選択

ゲーム開始直後、モード選択用の画面

ゲームを起動するとタイトル画面表示は一瞬で終わって、すぐにモード選択用の画面となりここでキーボードのキーかコントローラーのボタンを押すと1プレイヤー目がスポーンします。

ローカルマルチプレイ

ローカルマルチプレイの準備段階

ローカルマルチプレイの場合は、このまま接続済みの他のコントローラーで何かボタンを押せば2プレイヤー目以降がスポーンします。(SteamのRemote Play Togetherの場合もここでフレンドに招待を送ればOKです。)


全員の参加完了を確認したあと、誰か1人をぶっ飛ばすと速攻で本番の対戦がスタートします。

オンラインマルチプレイ

オンラインマルチプレイ時のマッチング方法選択画面

オンラインマルチプレイの場合は、画面右にある「ONLINE▶」の方向へ進んでPLAY ONLINEの画面に移動して「HOST MATCH」の箱の中に入って数秒待ちます。(「QUICK MATCH」はプレイヤー数が急増する要因がない限りマッチング困難なので基本的に使いません)

オンラインマルチプレイ時のロビー画面

するとLOBBY用の画面に移動するので、ここでSteam経由でフレンドを招待します。(オンラインマルチプレイで招待するのはゲームを購入済みのフレンドです)

一応「RANDOM PLAYERS CAN JOIN」のレバーをYESに傾ければ、野良プレイヤーの参加も許可することができますが、QUICK MATCH同様にマッチングを期待しないほうが良いです。


オンラインマルチプレイの場合も、参加者の誰かをぶっ飛ばすと速攻で本番の対戦がスタートします。

対戦開始

対戦開始!

突然なんの説明もなしにいきなり対戦が開始されます!(オンラインの場合は3秒間のカウントダウンあり)


ルールは非常に単純で、敵となる自分以外のプレイヤーを倒して自分はとにかく生き残れば良いというもの。


近接攻撃で殴って吹き飛ばすなり、銃などの武器を拾って攻撃するなりして暴れまわりましょう。

決着後、即ステージ変更

決着時に勝者カラーで煽りメッセージ表示
すぐに次のステージで連続対戦

生き残りが最後の1人になると決着がつき、勝者のプレイヤーカラーであおりメッセージが表示されたあと即ステージが変更されて数秒後には次の対戦が開始されます。


対戦して決着がついたらまたすぐ次のステージ、という流れを繰り返すことになるので非常に速いテンポで連続して遊ぶことができます。


また、各ステージにはいろいろなギミックが用意されており、崩れる床や動く鉄球などの多彩なトラップや特殊なアイテムなどが波乱を生んで毎回違う対戦が楽しめます。

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データのセーブ

何かを蓄積して成長する要素などがあるゲームではないので、セーブという概念は特にありません。

あえて言う必要はないかもしれませんが、オプション設定などは変更時に自動で保存されます。

プレイ時間

プレイ時間は1対戦あたり数秒~数十秒と考えて良いと思います。


前述のとおり次の対戦がすぐにスタートするので対戦が白熱していると止め時がわからなくなりがちですが、休憩したくなったらいつ止めても大丈夫です。

ここが面白い

爽快で派手な対戦

爽快な効果音や画面エフェクトで大迫力な対戦

棒人間たちの戦いというパッと見で地味に見える絵面のゲームですが、あなどるなかれ。


攻撃時の効果音や画面エフェクトのおかげで派手にレスポンス良く戦うことができ、勝ち残ったときにはちゃんと爽快感を味わうことができます。


イメージして欲しいのは私のようなおっさん世代であれば「小小作品」や「小小系列」などと呼ばれていたフラッシュアニメとかいう古典的コンテンツ。Steamで発売しているゲームで言えば「One Finger Death Punch」が一番フィーリングが近いと思います。

棒人間でもスタイリッシュに動いてれば意外とカッコいいんですよね。

ハイスピード展開

このゲームはとにかく展開が速くてダレるようなことがなく、1戦が数秒で終わるようなことも珍しくありません。


緻密な読み合いよりも当たって砕けろで雑な戦いになることが多く、勝者はスマブラで言うスマッシュで相手をぶっ飛ばすような快感を頻繁に味わうことができます。


勝っても負けても後腐れなく連続して楽しく遊べるので、体力の続く限り無限に遊べてしまいます。

多彩なステージと武器

多彩なステージギミックが多数存在

ステージ数は公式だけでも110マップありますが、コミュニティ制作のものを含めると11万マップを超えるというイカれたボリューム感。

前述のとおり各ステージにはそれぞれ色々なギミックが用意されており、どのステージも気が抜けないものばかり。

シンプルな武器からヘンテコなものまで

それに加えてランダムにドロップする武器だけでも36種類、一部ステージギミックとして登場する特殊アイテムまで含めると更にバリエーションが増えます。


武器はシンプルなピストルや槍のようなものをはじめとして、グレネードランチャーのようにゴツいものやヘビを射出する謎のバズーカなど多彩です。

これら大量のステージと武器の組み合わせによって、毎回違ったシチュエーションでの新鮮な戦いが繰り広げられます。

物理演算

積み上がった箱は物理演算でどんどん崩れていく

物理演算の要素もあるので動く床に体重をかければ傾きますし、重さで落ちる床などもあります。

銃で破壊できる壁や足場なども

積み上がった箱の上でバランスを取ったり、銃で壁や敵の足場を吹き飛ばしたりするような戦略も取れるのがまた面白いところになっています。

良いところ

覚えることなんてない

特色を持ったキャラクターというものが存在せずプレイヤーは全員同じ性能の棒人間ということで、難しい技の出し方やキャラ同士の相性などを覚える必要はありません。

これによって誰でもゲーム開始直後から何も考えずに遊び始められるのが気軽でとても良いところです。


もちろんステージや武器の特徴を覚えてきたプレイヤーほど有利になる面はあるでしょうが、このゲームはガチでやり込むよりテキトーに遊んだほうが楽しいと思います。

ステージ制作可能

オリジナルステージを自由に制作可能

ゲーム内にレベルエディタが組み込まれており、自分でオリジナルのステージを制作することができます。


Steamワークショップに対応しているので作り上げたステージは簡単にアップロードすることができますし、他の人が作ったステージをワンクリックで登録して遊ぶこともできます。


前述のとおりコミュニティ制作のステージは現時点でも11万を超えているので実質無限です。

ゲームオプション

ゲームオプションは細かくカスタマイズ可能
マップや武器種を個別にON/OFFも可能

ゲームオプションの設定によって対戦に使うステージや武器の種類などを個別にON/OFFしてコントロールできるのはもちろんのこと、武器のドロップ頻度を変えたりすることができます。


実際の対戦画面ではHPが数値で表示されることはありませんが増減させることができ、リジェネ(自動回復)オプションまであるので好みに合わせてバランス調整ができます。


「SHOW WINS」をONにすると勝利者の累積ポイントを王冠+数字で表示でき、連戦するほど対戦が白熱するようになるのでONにすることをオススメします。(初期設定はOFF)

気になるところ

必ず対戦相手が必要

必ず対戦相手が必要で1人だけでは遊べないという点がやはり一番のネックになります。


普段から一緒に遊ぶフレンドや家族がいる場合は心配ありませんが、野良でのマッチングはアテにしないほうが良いです。

良くも悪くも大味

戦って相手をぶっ飛ばすだけというシンプルすぎるゲーム性ゆえに、人によっては大味おおあじ淡白たんぱくに感じるかもしれません。


その大味さのおかげで気軽に雑に遊べる楽しいパーティーゲームになっているという側面もあるのですが、練習を繰り返すガチの対戦ゲームのようなやり込みを求める場合はあまり向かないかも。

どんな人におすすめ?

Stick Fight: The Gameは以下のような人にオススメなゲームです。

  • 一緒に遊ぶフレンドや家族がいる
  • 誰でも簡単に遊べるカジュアルさが欲しい
  • 短時間で気軽に遊びたい
  • みんなでワイワイ爆笑したい



わずか数秒から遊べるけど気づくと時間が経っているという恐ろしいゲームですが、とにかく誰でも気軽に楽しく遊ぶことができます。


フレンドと一緒にプレイするのにぴったりなゲームで、DiscordなどでVC(ボイスチャット)をつなげているとかなり盛り上がります。


Stick Fight: The GameはSteamから購入可能です。

定価でも550円と安くて非常にコスパの良いゲームですが、とりあえずウィッシュリストに追加しておいてセール時に購入すれば更に安く入手できます。

コメント

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