[PoE]次期『HARVESTリーグ』の公式情報を読み解く

Path of Exile

この記事ではいよいよ公開されたPath of Exile(以下、PoE)の次期リーグとなる『HARVEST』の公式情報を項目ごとに読み解いていきます。

約3ヶ月ごとに到来するPoEの新リーグですが、今回も新コンテンツやリバランスを携えてコンテンツ量がさらにボリュームアップしそうです。

新リーグの情報は項目ごとに分かれているとはいえ、全文英語なのでなかなか理解するのは大変ですがこの記事で少しでも理解が深まればと思います。

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HARVESTリーグ開始は6月19日予定

以前の公式ニュースでは、コロナウィルスの影響によって新リーグのリリースが多少遅れる可能性が伝えられていましたが、新リーグHARVESTのリリースは6月19日とのことで特に遅延の心配はないようです。

現在のDeliriumリーグももう終盤ですし、ある程度やり込んでしまった方々にとっては新リーグが待ち遠しいですね。

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新リーグHARVESTとは

公式サイトに用意されたHARVESTリーグのリリースページについて項目ごとに触れていきます。

HARVESTリーグ

『HARVEST』とは、直訳すると「収穫」という意味です。

つまり育てた作物を収穫する要素が新リーグの核となるわけです。


HARVESリーグでの新要素の総括としては

  • 新しいクラフト方法
  • 8つの新スキル
  • 2つの新サポートジェム
  • 2H武器、Warcry系、Brand系、Slam系スキル、パッシブツリー自体の改修
  • 12の新ユニークアイテムと、50以上の既存ユニークアイテム再調整

が挙げられています。

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The Sacred Grove

The Sacred Grove

Sacred Groveとは直訳すれば「聖なる森」となりますが、新たに用意されるこのエリアは新要素となる作物を育てるための果樹園のような場所です。


Eternal EmpireやVaal文明より歴史があるかもしれない ということでかなり神秘的な場所のようです。

Oshabiという人物がこのエリアを取りまとめます。

Plant Potent Seeds

ここからは新要素のメカニック説明的な面もあるので、原文の翻訳になるような箇所は青枠で囲んでおきます。

Plant Potent Seeds

冒険中どこでも「Seed Cache」という種の貯蔵庫を見つけることができ、その中にある種をOshabiが用意するポータルを抜けてSacred Groveに持っていきます。

種は危険ながら報酬をもたらすモンスターに成長します。

ほとんどの種は簡単に育てることができ、レアでTierの高いものは計画的に育てる必要があるがより価値ある結果につながります。

種の種類はPRIMAL、VIVID、WILDの3種類に加えて、現時点で1~3のTierが確認できます。

説明にあるとおり、高Tierの種ほど育てるために隣接して植える種の数に指定があったり多少工夫が必要になるようです。

Extract The Lifeforce

Extract The Lifeforce

植えた種がモンスターとして成長し、収穫の準備が整ったら屠殺とさつしてLifeforce(生命力)を奪え。

プレイヤーが戦うことになるモンスターはいずれもSacred Groveに自分で意図的に植えたものたちである。

自キャラのビルド性能やどの報酬が欲しいかによって戦闘をカスタマイズしよう。

Sacred Groveにおいては、どの種をどこに植えるかをプレイヤー自身が自分で決めることができるため自分が欲しい報酬や実力によってちょうど良い”収穫”環境をつくることが求められるようです。

Reap a Boutiful Harvest

Reap a Bountiful Harvest

Sacred Gloveで仕留めたモンスターたちはいずれもクラフトオプションをもたらす。

これらの強力なクラフトは”収穫”によって得たLifeforceによって実現される。

Lifeforceを最大化しクラフトの潜在力を引き出すには、いかに大量のモンスターを収穫するかによる。

HarvestクラフトはこれまでのPath of Exileで見たことがないほど、とても強力な方向性を持ったクラフトを提供する。

種から育てたモンスターを倒すことで、Lifeforceゲージを溜めていき、Lifeforceゲージを消費することでHarvestの強力な新クラフトをすることができます。


例として挙げられているQuicksilverフラスコについているプロパティはこれまで見たことがないものですし、右にあるクラフト候補たちも新しくて特殊なものが並んでいます。

私が個人的に一番怖くなったのは、画像の「Offering to the Goddess(Eternal Labyrinthの入場券)」の色違いとなっている「Tribute to the Goddess」というアイテムがリストアップされていることです。


このアイテムは「The Eternal Labyrinth of Fortune」に入るために必要とのことで、まさかのEternal Labyrinthの更に上を行くUber Izaro的ななにかが待ち受けているかもしれません。


Labyrinthが本当に苦手でEternalさえ尻込みしている私にとっては脅威です😂

Evolve Your Garden

Evolve Your Garden

究極の庭園を組み立てるにあたって、成長するために特別な要求のある特殊な種をみつけることでしょう。

さまざまなパイプや、凝縮器、分散機たちはLifeforceが残っている限りあなたの庭園の肥やしになります。

Sacred Gardenの中では単に種を植えて育て、モンスターを倒すだけではなく、まるでFactorioで電線や掘削機をつなぐような形で、さまざまなツールを建設してつなぎ活用することができます。


難解な要素に見えますが、開発者いわくそこまで難易度は高くないらしいですが慣れは必要そうですね。

Unearth Legendary Foes

Unearth Legendary Foes

Oshabiが言うには、Ersi、JanaarそしてNamharimという3つの伝説の原始的な獣がいる。

それらはこれらのレアな種たちを耕すことができ、その計り知れないモンスターたちとの遭遇がより収穫にもっとも価値ある報酬をもたらす

つまりSacred Groveにおけるボスとなるモンスターが3種類いて、無事倒すことができればかなり良い報酬が期待できるということでしょう。

Passive Skill Tree Improvements

Passive Skill Tree Improvements

いくつかのメカニックをより良くサポートするものも含めて(たとえば2H武器やRage系)、パッシブスキルツリーには多くの改善が成された。

数値的な強化や完全に新しく広がったパッシブの両方を伴って。

さらに、とても多くの新ノータブルとキーストーンパッシブもあります。それらは、みんな大好きTimeless Jewelsや完全に新しいものの両方を由来するものを含みます。

Timeless JewelとはLegionリーグで追加されたJewelで、パッシブツリーにはめると丸い枠が出てその枠内でどのようなパッシブ振りをしているかによって効果が変わるものです。

パッシブツリーの改修は新リーグでのビルド構築に悩む面もあり即応力が求められますが、改善も新パッシブも嬉しいですね。

Violent Slams

Violent Slams

2H武器の改善の一面には、いくつかのmeleeスキルを「slams」としてカテゴリし直すことにある。

開発者たちは新しいslamスキルとサポートジェムを導入しました。

いくつかの既存のslam系スキルには、新エフェクト、機能性の改善、2H武器使用者への強化を伴った改修をもしています。

Earthquake、Glound Slam、Tectonic Slamなどが既存のスラム系スキルとなり、かなりの改修が入るようです。

これらのスキルは見た目がかなり派手で爽快感があるので、強化具合によっては戦闘がよりお祭り騒ぎ的になりそうです。


slam系のサポートジェムとなる「Fist of War」ではトーテム系スキルで出てくる赤い魔神さん?が自キャラの上に出現してslam系スキルに共鳴して床ドンを発動するうえ、AoE範囲が広がった部分にはダメージ増加があるようです。

かなり楽しそう。

Deafening Warcries

Deafening Warcries

4つの新しいWarcry系スキルを追加し、既存の3つは改訂かいていした。

Warcryの性能はまわりにいる敵の数よりも、むしろ敵の強さにるようになった。

多くのWarcryはあなたの攻撃にもなり、増加したWarcryの力は数々の攻撃のためにもなる

新しいWarcry系スキルとして「Seismic Cry」が挙げられており、HARVESTのリリース動画にもそのアクションが収録されています。


このスキルは発動時は衝撃波を生み敵をノックバックしながらTaunt(挑発)し、敵をスタンさせやすくなるバフがあり、通常攻撃よりもダメージの増加と攻撃範囲拡大をもたらすうえに、攻撃するたびに段階的によりパワフルになります。


かなり強そうなうえに派手なスキルですが、今回改修されるslam系スキルとの相性が良さそうなので、組み合わせて使われそうな気がします。

Leathal Brands

Leathal Brands

1つのBrandサポートジェムと、既存のBrandを改修することで新しい3つのBrand系スキルを導入した。

Brand系スキルがより多様性をもちながらも、どのようにメカニックが機能するのかを再検討した。

「Brand Recall」は極端に強いスキルではなくなりますが、多くの新たな選択肢によって便利なツールとなります。

Templarでの使用者が多い印象のBrand系スキルですが、特にspell系スキルには詳しくないのでBrand Recallについてはイマイチよくわかっていません。


DeliriumリーグではHeraldスタックというオーラ重ねがけビルドが流行していましたね。

Massive Unique Item Overhaul

Massive Unique Item Overhaul

12の新ユニークアイテムを導入し、50の既存ユニークアイテムを改訂した。

現状でも既に数え切れないほどの数のユニークアイテムがPoEには実装されていますが、さらなる新ユニークの追加と既存のものも変更されます。


例として挙げられている「Doryani’s Prototype」という新アーマーは雷系のプロパティをかなり偏重的に扱うので新しいビルドが生まれそうですね。

Delirium In The Core Game

Delirium In The Core Game

DliriumとCluster JewelsはPath of Exileのコアに統合されました。

なぜならDeliriumと他のリーグ要素が組み合わさるほど、より難しくより高報酬になるからで、同エリアにある他リーグ要素の数が多いほど指数関数的にDeliriumの発生チャンスが増します。

スペックの追いつかないPCを使っている方にとっては悲鳴の原因にもなっていますが、大量の敵を生む仕組みが組み合わさっていくと、画面がモンスターだらけになってお祭り騒ぎになります。


調子に乗るとDeliriumを起動しながらBreachにさわり、Legionを起動してEssenceやStrongBoxまで開けてしまったり。

とんでもないカオス状態になりますが、たまにはこういう馬鹿騒ぎをやると面白くなるので、PoEコアへのDelirium要素統合は嬉しいですね。

New Vulkan Renderer

New Vulkan Renderer

先週新しいVulkanレンダラーのβ版をリリースしました。

それがカクつきをかなり緩和し、ゲームプレイをスムーズにしました。

(略)


この新しいレンダラーは、Harvestリーグで広範囲に使用されている新しいBloomシステムのようなグラフィック技術改善の継続を伴います。

Vulkanレンダラーについては以前の記事で細かく触れているので、詳細はこちらをご確認ください。


Harvestリーグで新しいBloomシステムというものが使われるというのは初耳だったので、Vulkanレンダラーによってよりリッチなグラフィック表現が実現されそうです。

Harvest Supporter Packs

Harvest Supporter Packs

新リーグ恒例の新しいサポーターパックとして、「Harvest Supporter Packs」が発売されました。

おおまかには2種類のパックに分かれていて、値段のTierがそれぞれ2つということで4つの選択肢があります。


F2PであるPoEの大切な開発資金の元となるサポーターパックは、かなり目立つコスメティック(スキン)系のものが主体となっており、つい欲しくなってしまいます。

その代わりなかなか値段も張るので、今後のリーグごとにも発売されることを考えると・・・ということで、残念ながら私は通常のポイント購入しか経験がありません。

おわりに

この記事を書いていて、ずーっと頭に浮かんでいたのですが「PoEのコンテンツボリュームやばすぎ!!」

PoEは約3ヶ月ごとに新しい要素や大量の変更などがあるので、かなり新鮮な気持ちで遊び続けることができますね。


Harvestリーグでは庭園ゲーが追加されまたやるべきことが増えるので、遊び尽くせるかわかりませんが心してリーグ開始を待ちましょう!

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