この記事では、筋トレのたびにしょっちゅう手首を痛めがちな私が、ようやく手首をサポートするアイテムである『パワーグリップ』を購入したのでレビューします。
筋トレではダンベルを手でつかんだ状態で動かすことが多いですが、手首を固定する意識が甘いと余計な可動域ができて手首にかなりの負担がかかってしまいます。
気をつけていても疲労が重なってくるとどうしても握力が弱まってきたり手首の意識がおろそかになり、ついには手首を痛めてしまうのです。
いくら本来効かせたい部位がまだ追い込めるコンディションだったとしても、手首を痛めたり握力が先に限界になってしまってはもうトレーニングは続けられませんよね。
そんな事態を防止してくれるのが今回紹介するパワーグリップなんです。
パワーグリップってなに?いろいろな種類がある
手首をサポートするアイテムはいろいろあるのですが、私が知っているだけでも「リストラップ」「リストストラップ」「パワーグリップ」の3種類があります。
リストラップ
リストラップは原則、手首に巻くだけのもので下のようなものです。
非常にシンプルな構造で邪魔になるパーツがないので、純粋に手首の怪我を防止するのに最適です。
とにかく面倒な作業が嫌で、付けっぱなしでスムーズに筋トレをしたいという方にはちょうど良いと思います。
リストストラップ
名前が紛らわしいですが、”ストラップ”ですのでリストラップに加えてビローンとヒモのようなベロが伸びています。
こちらはダンベルなどのバー部分にストラップをしっかりと巻きつけることができるので、相当なホールド感を得ることができるようです。
しかし私は筋トレの休憩のたびに巻きつけたりほどいたりするのがかなり手間になりそうだと思ったので却下しました。
パワーグリップ
そして私が今回購入した「パワーグリップ」はGreateverというメーカーの商品です。
形状としてはリストラップに加えて、指先までの最小限のベロがついた”リストストラップの亜種”のようなものとなっています。
これなら手首のサポートはもちろん、ダンベルなどに巻きつける作業もほんの一瞬で済みます。
なにより私が購入したときは元値が991円という値段でありながら、30%オフのクーポンが用意されており694円まで値引きされるという驚愕の価格設定だったのが決め手でした。
正直、安すぎて逆に製品のクオリティへの不安が増しましたがアマゾンでのレビューが好評でありながらサクラ臭がほとんどなかったので思い切って注文してみたのです。
謎の中国製品?開封
パッケージ
※以下の商品写真は当初レビューしていたGreateverというメーカーのパワーグリップです。
実際に購入して届いた商品がこちら。
見えづらいかもしれませんが、パッケージ表の上の方には日本語ではない漢字が並んでいます。
パッケージ裏では一目瞭然で見覚えない漢字たちが並んでます。
このとき「アー、”日本向けの商品が中国製だった”んじゃなくて、マジモンの中国製品かぁ」となんとなく不安になりましたが、まあ値段が値段だしと開き直りました。
こちらはパッケージに記載されていた商品情報の表示です。私は基本的に中国語はわからないですが、漢字ゆえになんとなく字面で意味がわかりますね。
一応わかる範囲で日本語に翻訳しておくと
基本信息→基本情報:
品名:运动手套→スポーツグローブ
包装規格:一副装→セット
等級:合格品
材料:超纤皮革→マイクロファイバーレザー
製造:MADE IN CHINA
ということで、あとは住所や電話番号ですね。
まあ中国での規格としては一応は合格品とのことです。所在も明らかにしてるので別にヤバい会社の製品ではなさそうです。
こちらは洗濯表示ですが英語表記なのでわかりやすいです。
- 回転式の乾燥機禁止
- 空気で乾燥すべし(自然乾燥)
- 手洗いすべし
- 直射日光禁止
- 漂白禁止
- アイロン禁止
- ドライクリーニング禁止
まあよくある感じの洗濯表示ですね。
中身、パワーグリップ本体
パッケージを開封して出てきた実際のパワーグリップはこんな感じでした。
今回購入した商品には、タイプが2つありベロの部分が「本革」のものと「繊維」のものがあったのですが、私が購入したのは「繊維」のほうです。
なんとなく繊維の場合は全部分が黒色なのかと思っていましたが、繊維の場合でも革っぽい色味のベロがついていました。
ベロの部分をアップにするとこんな感じで、パッと見はフェルトのような柔らかい生地に見えますが実際に触ってみると安心感のあるシッカリとした生地でした。
先端部分にはシリカゲルのクッションが入っているとのことで、弾力性のある出っ張りがつくられています。
手首に巻き付けるバンド部分の外側は、このようにマジックテープがたっぷり縫い合わされています。
こちらはバンド部分の内側です。
手首に直接触れる箇所なのでたっぷりとしたクッション素材が用意されており、かなりきつく装着しても手首が痛くならないようになっています。
パワーグリップの使い方
実はパッケージを開封したときに、中には日本語の取扱説明書が同梱されていました。
パッケージはハサミを使わないと開封できない仕組みだったので、商品の製造過程で日本語の説明書を封入しているようですし、簡易的なものとはいえ日本語が登場したことでなんとなく安心感が増しました。
とはいえこの取扱説明書はパワーグリップ装着後の使い方の説明なので、先に装着しないといけません。
装着方法は、アマゾンの商品画像にも用意されていたのでちょっと拝借します。
画像のとおりですが、バンド部分で”輪っか”を作ったらそこに手を通してマジックテープをとめるというシンプルな構造です。
実際の商品写真ではこんな感じです。
バンド部分の先を金具に通して折返しながら引っ張ると、表側にあるマジックテープに接着できます。
※商品は左右で形が違うため、装着時にバンドを引っ張る方向が体の内側になるほうを装着してください。紹介している装着方法は左手用のものです。
ここでまたアマゾンの商品画像の登場です。
パワーグリップでは画像のようにプル系とプッシュ系の種目でベロの部分の巻き方を変えます。
実際の商品での写真です。
プル系種目ではこのように手とベロで輪っかを作るようにします。
実際にダンベルをつかんでみるとこんな感じで、バーの部分を手のひらとベロで作った輪っかに通します。
そもそもプル系種目とは代表的なものでいえばデッドリフトのような引く動作が主体のものです。
私の場合は上腕三頭筋を鍛えるトライセプスエクステンションや、広背筋を鍛えるベントオーバーロウなどで使えそうです。
懸垂バーを所持している方なら握力の補助にもなるので良いですね。
プッシュ系種目ではベロの部分を手のひらに這わせるようにします。
ダンベルをつかんでみるとこんな感じで、手のひらとベロの部分の両方でバーの部分を包み込む形になります。
プッシュ系種目で代表的なのはベンチプレスなどですね。
商品画像に書いてあるダンベルカールはプル系の種目じゃん?と思いますが、この使用方法で使うとグリップが増して安定するので効かせやすくなりますし、手のひらがカバーされるので痛くなりづらいです。
実際使ってみて
まずは期待していた手首のサポートがしっかり感じられて、変な方向には曲らずかなり安定します。
これならもう手首を痛めてしまうことはなくなりそうです。
使用時の準備はすぐにできますし、ベロ部分の巻きつけ作業も一瞬なのでグダることなくストレスになりません。
パワーグリップを装着するだけでどの種目も手元の安定感が増すので、握力や手首の問題で追い込みきれていなかった場合はその問題が解決できると思います。
何より今回の商品は激安ながら「30日間無料交換及び3ヶ月保証サービス」をうたっており商品のクオリティには自信があるようですし、実際につくりはシッカリしていました。
この値段なら今後、経年劣化でヘタってしまっても気軽に買い替えできますし、手首に不安を抱えている方やダンベル・バーベルなどのグリップ力を高めたい方はぜひお試しください。
コメント